【米国株の企業分析】創業者はビル・ゲイツ!マイクロソフト(MSFT)の分析と株価予想

誰もが知っている世界的企業の一つとして名が挙がるマイクロソフト(MSFT)

最近ではビル・ゲイツの引退がニュースを騒がせました。

今回はそんなマイクロソフトの株価分析と株価予想をしていきます。

今はMacbookですが、次回は絶対Surface。

 

マイクロソフト(MSFT)の概要

Microsoft(MSFT)は世界一有名なソフトウェア会社です。

ビジネスシーンで使われるWindowsやMicrosoft OfficeからSurfaceなどのハードウェアまでを生産・販売しています。

ビル・ゲイツとポール・アレンによって1975年(諸説あり)に創業されましたが、OSなどを中心に開発・販売を行い、一代で売上高1,285億ドル(約13兆円)まで成長しました。

ビル・ゲイツは世界長者番付で何度も1位を取っている大富豪としても有名ですね。

 

マイクロソフトの事業セグメントは以下の3つに分かれています。

  • Productive and Business Processes
  • Intelligent Cloud
  • More Personal Computing

 

それぞれの詳細は下記のようになっています。

  • Productive and Business Processes

Office365やOutlookなどのオフィスで使われるソフトウェアや、ビジネス特化型SNSであるLinkedIn、ERP・CRMシステムを提供しているDynamicsなどが含まれている事業セグメントです。

2019年度の売上は41,160百万ドルと全体の32.7%を占めています。

 

  • Intelligent Cloud

SQLサーバーやWindowsサーバー、システムセンターなどのサーバー関連サービスと、GitHubやAzureなどのクラウドサービスを提供している事業セグメントです。

また、Microsoftのコンサルティングサービスもこの事業セグメントに含まれています。

2019年度の売上は38,985百万ドルと全体の31.0%を占めています。

 

  • More Personal Computing

WindowsやWindowsのライセンス、SurfaceやXboxなどのハードウェアを扱っている事業セグメントです。

2019年度の売上は45,698百万ドルと全体の36.3%を占めています。

 

3つの事業セグメントがバランスよく売上を作っているのが印象的です。

また、『GitHnb』や『LinkedIn』などの有名サービスがマイクロソフト傘下であるのは結構驚きますよね。

 

管理人が注目しているのはIntelligent Cloud事業セグメントのクラウドサーバー事業であるAzureです。

競合はAmazonのAWSで競争が激しくなってきている市場ではありますが、業界自体の今後の伸びが非常に期待されています。

競合であるAmazonの分析と株価予想もこちらでしていますので、よかったらどうぞ。

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たくさんの本 本棚

 

マイクロソフト(MSFT)の業績推移

まずはマイクロソフト(MSFT)の過去10年間の業績推移を見ていきます。

マイクロソフト Microsoft 業績推移 売上

参考:Microsoft Investor Relations SEC Filings より管理人作成

 

5年に1回くらいのペースでマイナス成長はしているものの、利益は順調に伸びていそうです。

また、純資産に関しても順調に積み上がっていると捉えて良さそうです。

こんなにも巨大企業なのに高い成長率を維持しているのは素晴らしいですね。

 

次に事業セグメント別の業績推移を見ると以下のようになっています。

マイクロソフト Microsoft 事業別売上 セグメント 売上

参考:Microsoft Investor Relations SEC Filings より管理人作成

 

最も消費者との距離が近い『More Personal Computing部門』は安定的な売上確保ができており、急激な売上減少は考えにくいことから、Microsoftの根幹を支える安定事業と言えそうです。

また、『Productive and Business Processes部門』と『Intelligent Cloud部門』は両部門とも3年間の間に40%近く売上が伸びており、非常に印象的ですね。

 

 

マイクロソフト(MSFT)の株価分析と株価予想

まずはマイクロソフト(MSFT)の過去10年間の業績推移を分析していきます。

マイクロソフト Microsoft 業績分析 株価分析

平均ROEは27%弱もあり非常に高い水準です。

また、純資産も安定して成長しており、手堅く経営を行っていると言えそうです。

一方で、PERは約30倍、PBRも10倍超となっており、高い成長性を反映しているせいか株価は高めの水準になっています。

 

次に、マイクロソフトの事業内容を考えていきます。

まず、『More Personal Computing部門』はマイクロソフトに対する消費者のブランドイメージが構築できていると考えられるため、今後も安定的な売上と利益を確保できると思われます。

また、『Productive and Business Processes部門』と『Intelligent Cloud部門』はサブスクリプション型への移行がある程度成功していることや、市場自体に成長性があることから、今後も一定程度の成長が見込んでも良さそうです。

 

このような前提のもと、現在までの安定性と成長性を維持できるとした場合の8年後の株価予想をしてみると以下のようになります。

マイクロソフト Microsoft 株価予想 株価予測

 

現在の成長率を維持していった場合、【妥当】レベルで14.9%、【保守的】レベルで1.1%の投資リターンが望める予想となっており、

マイクロソフト(MSFT)は投資対象としてあまり魅力的ではないという結果になりました。

※2020年3月18日時点の株価 146.57ドル を元に PER 15倍 にて算出

 

この予想株価におけるPBRは【妥当】レベルで6.4倍、【保守的】レベルでは6.3倍となっており、現在の約10.9倍というPBRに比べて少し低めの水準になってはいますが、非常に高いPBRでした。

 

 

結論

マイクロソフト(MSFT)は魅力的な銘柄だが株価水準が高すぎる

 

マイクロソフト(MSFT)は安定事業と成長事業をもっており、27%弱というROEや成長し続けている純資産も魅力的な企業と言えそうです。

一方で、株価水準はPERは約30倍、PBR10倍超と非常に高く、この株価水準で投資をしてもあまりリターンは魅力的とは言えない結果となりました。

マイクロソフト自体にはブランドイメージや成長性などもあるので、今後も安定的に成長してくれると考えれば、株価が割安になった段階で投資するチャンスがある銘柄と言えそうです。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?

ITの巨人Microsoftは創業して50年弱経つものの現在も高い成長率と利益率を誇る優良企業ということがわかりました。

ただ株価水準が高く今回の分析では投資対象として魅力的とは言えませんでしたが、現在の混沌とした市場が落ち着きを見せた際にぜひ投資したい銘柄と言えそうです。

 

どのような企業に投資をする際にも、今回のような分析は必須です。

今回は簡単な業績分析から株価を予測してみましたが、管理人が財務分析などの定量分析をする際は下記のような方法で行なっています。

>> 金融知識を学ぶ【企業分析】

>> 財務分析の方法 〜基礎編&実践編〜 

 

また、今回は定性分析は行っていませんが、定性分析をする際はこのような手法で行うことが多いです。

>> 企業の定性分析 〜定性分析の手法:3つのフレームワークで分析してみる〜 

分析や投資判断の参考にして頂ければ嬉しいです!

 

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