前回の記事ではクラウドファンデイングの種類やソーシャルレンディングについて紹介しました。
今回は投資型クラウドファンディングの一つである『株式型』についてまとめていきます!
株式型クラウドファンディングとは?
株式型のクラウドファンディングは投資額に応じて企業の株式がもらえる=出資できるというサービスになります。
つまり、誰もがエンジェル投資家になれるサービスです!
エンジェル投資家は本来、かなりの資金力(数十億円程度)がある個人投資家しか手を出せない領域でしたが、この株式型クラウドファンディングを介すことで、誰もがエンジェル投資家のような高度な取引をすることが可能になります。
一方で、エンジェル投資家の様な投資手法はリスクが高く、資金を失う可能性が高いです。
まとめるとこんな感じです。
- メリット : 高度な投資が簡単にできる
- デメリット: リスクが高い!
株式型クラウドファンディングですが、日本でまだまだ流行っていません。
数社しかありませんが、この中で管理人のおすすめは『エメラダ・エクイティ』というサービスです。
エメラダ・エクイティ
管理人がこのエメラダ・エクイティをおすすめする理由は、このサービスの特徴にあります。
特徴は大きく2つです。
1.プロの投資家(VC)が出資した案件しか扱っていない
ベンチャー投資のプロであるVCが出資した企業しか対象にしていないので、プロの目にかなった企業しか掲載されていません。
プロがすでに出資した企業を対象にしているので、企業分析に自信がない人でもプロが目利きした投資先に出資ができるような仕組みになっています。
一方で、シード企業への投資はプロでも投資回収が難しい領域ですので、VCが出資しているとは言え回収が保証されているものではありません。
2.『エメラダ型新株予約権』の仕組み
エメラダ型新株予約権の仕組みでは、投資家は出資時に株式ではなく『新株予約権』を獲得します。
なぜこの仕組みが良いかというと、転換価額の決定を将来に先延ばしにすることが可能だからで、簡単に言うと投資家の出資が『適正な』株数となって返ってくるという意味です。
企業に対し正当な投資ができるといった意味で良い仕組みだと思います。
また、出資される企業側も株主数が増えないので煩わしい手続き等が不要になるというメリットもあります。
こんな感じの特徴がありますが、エメラダ・エクイティでの口座開設にはそれなりの資金力と投資経験が必要です。
投資経験が数年あり、資金がそれなりに、さらに年収面でもハードルがあります。
こんなにたくさんのハードルがあるのは、VC的な投資がリスクが高いからだと推測できます。なので、絶対に余裕資金で!!
また、出資した企業がエクジットされるまでは投資が続きますので、資金拘束期間を考えても、やはり長期間引き出す必要のない余裕資金が必要ですね。
一口15万円程度の投資額になりますが、10~15社程度に対し分散して投資し、その内1社でも当たって回収できたらリターンはかなり良さそうだな、と管理人は考えてます!
まとめ
今回の記事はいかがだったでしょうか?
株式型クラウドファンディングはまだ流行っているとは言えないですが、それ故に最初から波に乗ることが可能な投資方法でもあります。
とはいっても未上場企業に投資をするので、リスクもかなり大きいです。
資産形成的な観点からはおすすめできませんが、『資産形成+α』という枠組みで捉えれば、良い投資方法かなと考えています。