株式投資をするときに誰もが知りたいことは『どの株式なら利益が出るか?』です。
結論から言うと、これはわかりません。
周礼の株価がわかったら株式市場なんて存在する意味がなくなってしまいます。
ですが、どの会社が財務的に安心できるか等の分析をすることで、少しでも利益を出す確率を上げることの積み重ねが大事です。
そんな分析ですが、大きく2つの観点から分析されます。
そんなわけで、今回はファンダメンタル分析とテクニカル分析を解説していきます。
ファンダメンタル分析
こちらの分析は企業の財務的なデータや株価を財務指標目線から見る分析手法になります。
また、企業が展開する業界を調べて、今後の企業活動がどうなるかを想像することも含まれています。
そういった意味で『企業自体に対する分析』ができます。
分析の際に測る基本的な財務指標としては、こんなものがあります。
- 【財務指標】
自己資本比率、流動比率
- 【収益指標】
ROE、ROA、回転率系統
- 【株価指標】
PBR、PER、PSR、BPS
- 【企業価値】
DCF法、DDM法、マルチプル法
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つまり、ファンダメンタル分析は企業の実力やこれからの展開を想像し、投資を行っていくものです。
投資の神様であるバフェットは、財務諸表を超読み込むことで知られていますが、そういった意味でバフェットもファンダメンタル派と言えます。
テクニカル分析
一方のテクニカル分析は、株価の動きそのものから将来の株の動きを予想しようとするものです。
先程も言いましたが、株価を予想するのは不可能です。
管理人もファンダメンタル派なのですが、テクニカル分析が全て良くないという訳ではないと思っています。
なぜなら、市場の心理や過熱度は長期的にはファンダメンタル指標で、短期的にはテクニカル指標で観察する事ができると思っています。
テクニカル指標の中にはオシレーターやボリンジャーバンド、ロウソク等色々ありますが、管理人が常に目を光らせているのは『スローストキャスティクス』です!
スローストキャスティクスとは
『スローストキャスティクス』とは端的に言うと、株式の「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を判断できる指標になります。
具体的にはストキャスティクスが20%以下なら「売られ過ぎ」で80%以上なら「買われ過ぎ」と言われています。
個人的には安全圏を取る意味で70%以上で「買われ過ぎ」と判断しています。
どのように使うかというと、管理人はこんな手順で実際に投資判断に使っています。
- STEP 1:銘柄の選定
どんな企業の株価でも変動がありますので、管理人は銘柄を決めて監視し、その銘柄のスローストキャスティクスの特徴を掴みます。
その上で企業の業界に関するポジティブ・ネガティブ情報を収集する。
- STEP 2:買う
スローストキャスティクスが20%以下になるのを待って、20%以下が何日か続いたら買う。
- STEP 3:売る
株価が十分に上昇したと思ったら、もしくはスローストキャスティクスが70%くらいになったら売却。
こんな感じに使うと投資で利益を得られることになります。(投資という意味で本質的ではないですが)
利益幅は大きくはないかもしれませんが、繰り返し可能な再現性のある手法なので、ちりつもでやるといい感じです。
スローストキャスティクスを監視する際にはやはり見やすいチャートが必要不可欠です。
そういった意味で良いと思う証券会社はやはりSBI証券とマネックス証券です。
SBI証券はIPOポイントもついるので管理人はお気に入りです♪(´ε` )
マネックス証券は、スマホアプリのグラフ&分析画面がめっちゃ見やすいです!
スローストキャスティクスを用いる時の注意点
スローストキャスティクスは市場の過熱感を図るものなので、市場参加者の多くが過熱気味だったりする時、つまり市場、もしくは個別株が強いモメンタムの中にある時はこのスローストキャスティクスは機能しません。
強いモメンタムの時は、ずっと20%以下とかずっと80%以上とかになりますので、意味のない指標になります。
まとめ
いかがだったでしょうか?
管理人はバフェット厨なのでファンダメンタル派なのですが、正直テクニカル分析にも良いところはたくさんあると思います。
ファンダメンタルを基本としつつ、テクニカルからも株価を見ることで市場の状態を判断し、良い投資ができるようにしています。
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