資産形成を行っている人の目的はさまざまですが、多くの人の目的は『老後資産』であると思います。
老後資産については詳しくはこちら。
安定した生活をするために投資等で資産形成を図っていく。。。
良い計画だと思いますが、本当にその手法は正しいでしょうか??
はっきり言うと、ファイナンス専攻の管理人の目から見ると、だいたいの資産形成は間違ったやり方で行われています!
どこがどう間違っているかを解説していきます!
よくある(間違った)資産運用モデル
これから挙げる3つの運用方法は間違いと言えます。
1.退職後に株式投資を始める(投資の意味を理解している人は別)
退職後に株を始める人はたくさんいますが、正直おすすめできません。
なぜならば、投資は損失の可能性があるからです。
老後資金を投資して、もし損失を出してしまったら、老後資金が減るだけです。
退職後なので、追加で貯金も厳しく、投資をするにしても安全な投資が必要です。
2.株(単銘柄)やFX、仮想通貨に大金をつぎ込む
株(1~3銘柄程度)のみへの投資やFX、仮想通貨は非常にボラティリティが高いです。
ボラテイリティについてはこちら。
『ボラティリティが高い=リスクが大きい』ので、大きな損失を出す可能性が高くなります(もちろん儲かる可能性も高くなりますが)
安全に資産を形成するという観点からは全くおすすめ出来ません。
3.レバレッジをかける
レバレッジは簡単にいうと『ボラティリティを数倍にする』という手法です。
なので、大儲けできる可能性もありますが、大損の可能性もあります。
FXのレバレッジ等は一瞬で資産が吹き飛びますので非常に注意が必要です。
ここに挙げたような手法は、資産形成的な観点からは間違いと言わざるを得ません。
では、資産運用のあるべき姿とは一体どのようなものなのでしょう?
資産運用のあるべき姿 ~将来の資産形成のために~
ファイナンス的な観点から見ると、3つの方針が見えてきます。
1.若年期にリスクをとる。年齢が上がるにつれてリスクを減らしていく
2.退職後は安全な資産運用を心がける
3.どんな時でも分散投資をする
それぞれ理由も書いていきますね。
1.若年期にリスクをとる。年齢が上がるにつれてリスクを減らしていく
若年期は働き始めなので仮に運用に失敗しても、これから長年働けてキャッシュは安定していると言えます。
今後も安定してキャッシュを確保できるので、若年期はリスクを取りやすくなるということです。
なので、多少アグレッシブな運用方針でも良いと思います!
逆に、年齢が上がれば社会的な責任も出てきますし、キャッシュを確保できる残年数も減ってきます。
そういった意味で、年齢が上がるにつれ、リスクを減らした運用をすべきです。
2.退職後は安全な資産運用を心がける
間違った方針でも書きましたが、退職後は給与によるキャッシュフローが発生しません。
なので、退職後にリスクの高い運用をするのは論理的ではありません。
3.どんな時でも分散投資をする
分散投資が絶対的に安全という訳ではありませんが、集中投資よりはボラティリティ(=リスク)が低くなることは確かです。
いまの世界はどんな変化が起きるか想像もつきません!
明日には日本の株式市場が大暴落しているかもしれないので、分散投資でリスクを回避していきたいところです。
1、2、3の全てを満たす資産形成の方法として、管理人が良いと思っているのは、国際分散投資のロボットアドバイザーです。
有名なのは『Theo』 や『ウェルスナビ』 です。
これらのサービスの良い点は、国際分散投資でリスクを最小化している点です。
また、個人の好み(リスク選好度)に合わせて運用方針も柔軟に変えられるので、
『若年期はリスクを大きく、年齢が上がるにつれてリスクを小さく』といった運用も簡単です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
個人的には、間違った方法で資産形成を目指す人が多く、その間違いにすら気づいていないように思います。
日本でファイナンシャルリテラシーを教えないという理由があると思いますが、誰も自分の運用結果の責任は取ってくれません。
自分で学び、実践していくしかないということですね。
お金に対する意識を変える(『お金を働かせる』視点を獲得する)のが一歩めだと思いますので、『こちら』もおすすめです!