ふるさと納税とは
ふるさと納税とはザックリ言うと「自分の住んでいる土地以外の自治体へ納税する見返りにお礼の品を貰える制度」の事です。
私達は、本来自分の住んでいる土地の自治体に税金を納めていても「お礼の品」なんて貰えませんよね?
何もしなければ何ももらえませんが、
”ふるさと納税制度”を活用すれば追加の支出を全くすることなくモノが手に入る、つまり”実質タダ”で色々なモノが貰える制度なんです。
ここまで聞けば分かると思いますが、”ふるさと納税をやらない”ことは貰えるはずのモノを放棄しているだけ損です!
ふるさと納税制度で得をする対象者
ふるさと納税は地方自治体の税、つまり住民税の払い先を変えることより得が出来ます。
つまり住民税を払わなければならない人=前年の年収100万円以上の人が得をする対象になります。
ここで注意しなければならないのは、社会人1年目の方です。
社会人1年目の方は学生時代にアルバイトでかなり稼いでいる場合を除いては、住民税の対象にはなりません。
その事を知っている方は「最初の1年目は住民税を払っていないから”ふるさと納税”は関係ないだろう」と思っていませんか?
実はふるさと納税は、他の自治体に納めた分が翌年の住民税から差し引かれることになります。
すなわち社会人1年目にふるさと納税をすると、社会人2年目の住民税から差し引かれることになるのです。
=1年目でも絶対にするべき!!
ふるさと納税制度の具体的な仕組み
ふるさと納税をお金の収支の流れだけから端的に言うと
”2000円払って色々な物を貰う事”です。
なぜ2000円払う事になるのかと言うと、税金から差し引かれるのは全額ではなく最大でも「納付額-2000円」だからです。
具体的な流れは、次の様になります。
①ふるさと納税をする→②お礼の品と証明書をもらう→③確定申告する→④所得税が返ってくる→⑤翌年の住民税が減税される
Ex: 2018年に30000円を納付した場合(所得税率5%)
2018年 -30000 2018年分の所得税の還付 +1400円 お礼の品ゲット
2019年 2019年分の住民税の減税 +26600円
*納税先が数件の場合、確定申告はしなくてもいい場合もあります。
ふるさと納税の注意点
1.本当に得をするためには2000円以上の物を貰う必要がある。
ふるさと納税は”全額”が対象ではなく先述の様に「納付額-2000円」だからです。逆に2000円程度のモノしか貰わないのでればあまり意味はありません。やってしまいがちな失敗パターンとしては「よくわからないから5000円だけやってみよう」という様なパターンです。5000円程度の納付では2000円以上のお礼を貰えるかどうかも怪しく、仮に2000円以上のものが返ってきたとしても殆ど得はありません。
2. ふるさと納税には限度額がある。
ふるさと納税は”いくらでも出来る”訳ではなく、限度額があります。限度額を超えてしまうと、”ただの寄付”となってしまいます。
例えば、年収400万円でも独身もしくは共働きの場合は42000円まで、夫婦の場合は33000円となります。(年収が多い程多くなり、子供など扶養家族が多いほど限度額は小さくなります。また、他の控除があると上限は減るので注意が必要です)
オススメのふるさと納税
ふるさと納税のお礼の品の還元率はバラバラです。寄付金額の30%くらいのものから50%以上のものまで様々です。個人的には、還元率50%以上を1つのボーダーにしています。ふるさと納税のポータルサイトの人気ランキング上位には還元率が良いものが多いので、そのあたりから選部と良いと思います。例えば下記の納税先が結構お得です。
<静岡県富士宮市>
エリエール5箱×12
市場価格 5111円 寄付金額 10000円 還元率 51.1%
ティッシュはいくらあっても困りませんね。
佐藤錦 1000g(期間限定増量中)
市場価格 5184円 寄付金額 10000円 還元率 51.8%
ブランドさくらんぼ、自分では買いませんがこういう機会にはいいかもしれません。
30年産タワラ印厳選米5kg×3
市場価格 8000円 寄付金額 10000円 還元率 80% (市場価格は推定)
特に米や肉は還元率の良いものが多いと聞きます。この大阪府和泉佐野市の米は特に還元率が高いのでメチャクチャお勧めです。(ただ、個人的には無洗米主義なのでここには応募しません笑)
今年のふるさと納税は今年中に申請する必要があります。今年も残すところ20日前後なので、是非使える枠の納税分は使うべきです!
年末ぎりぎりだと受け付けてもらえない場合もあるので今のうちに余裕をもって申請しておくと良いと思います!