中小企業診断士2次試験対策ノート:事例2まとめ

〇製品戦略の整理ポイント

戦略の大枠       :差別化戦略/コストリーダーシップ戦略/フルライン戦略
差別化のポイント    :〇〇で差別化している                 (背景;差別化戦略)
具体的な製品ラインナップ:〇〇と〇〇製品を品ぞろえしている
ターゲット層      :最終消費者向け製品に特化している
価格          :業界平均よりも高い価格 or 高付加価値

製品戦略の具体策

収益性を改善する
観点①ラインナップ
販売量を基にラインナップを見直す  (背景:縮小している業界である)
低回転率製品を削減する

コーズリレーティド・マーケティング

コーズリレーティド・マーケティング:
商品や製品、サービスの売上から得た売上の一部(または全部)を、環境活動や奉仕活動に従事する機関・団体に寄付することでイメージ向上や好意度形成を図るマーケティング手法。

ターゲット層の提案

ターゲット層の考える上での3つの観点を出来るだけ多面的に盛り込む
デモグラフィック/サイコグラフィック/ジオグラフィック・

〇デモグラフィック
年代 家族構成 所得

〇サイコグラフィック
志向性 ライフスタイル
(こだわり、高級志向が強い等)

〇ジオグラフィック
居住地
(”高層マンション街に住む”等)

*明確に記載が無い場合にどの程度まで類推していいか?
・高層マンション・マンション → 子育て層、ファミリー層 までOK
・地価が値上がり続けている場所に出来るマンション → 高価格マンション≒高所得層、経済的に余裕がある までOK

サイコグラフィックに寄りガチ。
△高価格でもいいものを長く使いたい消費者
◎高価格でもいいものを長く使いたい高齢者
・リーグ戦ができ人気が高まる大学生を中心としたフットサルチーム

*当然ではあるが、年に1回のイベント来場者をターゲットとするのま美妙

高齢者に対するコミュニケーション施策

① 老人ホームにパンフレットを設置する。 (認知施策)
② 介護を活かして高齢者介護施設に訪問し、ボランティア活動を通じて**(強み)を伝える。 (理解施策)
③ 商店街と共同で無料体験(製品に応じて)を行い、口コミ促進し新規顧客を獲得する(認知施策 背景:商店街と連携できる 同様事例が与件で既出)
④ 紹介制度  (認知・CV施策)
⑤ 旅行記を冊子にし、顧客DBを活用してDMで発送して届ける (認知施策 背景;顧客DBがある)

地域におけるブランド力の強化施策

商店街と連携し、商店街のイベントを開催する   (製品の愛顧を深め、地域住民との関係性を強化する 商店街連携)
住民向けの工場見学イベント           (製品の愛顧を深め、地域住民との関係性を強化する 単独施策)
地元産業と連携した提携したセット販売の実施する (地元の経済を発展させると共に、地元との関係性を強化する。)

まとめ方:これらにより「X市商店街を活性化させる」と共に「地域との関係性を強化」し、「売上拡大」が期待できる

リピーターを獲得するためのマーケティング手法

*定期的な接触
データベース上の顧客に定期的にメルマガを配信してリピート購買を促進する (背景:顧客DBがある)
クーポンやポイント制度などのインセンティブを付与して継続購買につなげる (一般)
こだわりの製造方法を自社HP上で紹介して商品への愛顧を高める (背景:ネットマーケティング)
掲示板を設置して、商品への意見や活用法募集を行い顧客との関係性を強化する(模範解答にはあるがHowとして時代遅れ?)
収穫体験(体験ツアー)通じて製品の愛顧を深め、顧客との関係性を強化する (背景:農業)
工場見学を通じて製品の愛顧を深め、顧客との関係性を強化する (背景:製造業)
誕生日・記念日に個別販促メールを送り、リピート購買を促進する  (背景:顧客リストがある ネットマーケティング)
在庫情報や空室情報を発信し、リピート購買を促進する       (背景:顧客リストがある ネットマーケティング)

リピーター獲得・購買回数アップ・客単価アップ

インターネットマーケティングによる情報発信

・メルマガ(新商品情報等)
・HP上での商品紹介
・イベント情報発信
・ブログ

*ブランド価値の向上・客数アップ・製品認知向上

シェア・口コミを誘発するためのインターネットマーケティング

・SNS
・レシピコンテスト開催等

顧客を製品づくりに巻き込むためのマーケティング手法

【主目的】ニーズ・情報の収集を行い、製品に反映する事で顧客との関係性強化(顧客ロイヤルティの向上・愛顧向上)をはかる
掲示板やアンケートを開設して顧客のニーズを収集し、製品開発に活用する
試作品をモニター提供して使用した感想を収集し、製品改良に反映する
自社サイト上でレシピコンテストを開催して、新たな調理方法を提案してもらう
パッケージデザインを公募してHP上で投票を行い、顧客の製品への愛顧を高める
問い合わせ窓口を設置し、顧客の声を収集し、製品改良に反映する

*双方向コミュニケーション施策のひとつ

店舗での販売戦略

来店者に対して小売店内で調理の実演販売をする                    (背景:家庭用の食材の販売をしている。)
来店者に対して国産の原材料を使用している点をPOPで訴求する            (背景:材料や製法などに強み・差別化ポイントがある)
購入者に対して通信販売のチラシを同封し、リピート客化や口コミによる販売拡大を図る (背景:通信販売している。)
飲食店で来店者に対してお土産の関連購買を促して客単価を上げる            (背景:小売店だが飲食店も経営している)
外国語対応を行う事で、海外観光客販売を強化する                   (背景:海外観光客が多い、増加トレンド)

販売施策の要点(ダナドコ
→①誰に、②何を(販売戦略の場合は売るものは決まってる可能性ある)、③具体的施策(どのように&どこで:この観点が入ることも多い)、④効果

プロモ―ション施策

**に対して工場見学を通じて伝統と拘りの製法をアピールする               (背景:製造業である、こだわりがある)
**に対して直営併設の飲食店でメニューや店員接客を通じて家庭料理使用例を訴求する    (背景:小売店だが飲食店も経営している)
**に対してグルメサイトを活用し、家庭料理使用例を訴求する               (背景:家庭用の食材の販売をしている。グルメサイトで取り上げられる)
観光情報誌を活用し、観光客向けにお土産としてPRする                  (背景:小売店。観光客ターゲット)
**に対して直営店で新メニューの試食体験会を開催する                  (背景:小売店だが飲食店も経営している)
**に対してホームページ上で飲食店の活況を掲載して訴求する               (背景:インターネット活用)

プロモーション施策の要点(ダナドコ
→①誰に、②訴求ポイント(何を伝えるか)、③具体的施策(どのように)、④効果

商店街でのイベント・施策など

<内容>
飲食型イベント:試食会、商店街全体でのグルメ市、食材との組み合わせ販売、盛付展示(食器店)
教育型イベント:料理教室、食育、収穫体験
支援型イベント:試験出店、PRイベント(修理の実演)、商品の展示コーナーを設置
参加型イベント:スタンプラリー、祭り、運動会・スポーツ競技大会、アイディアコンテスト、料理コンテスト
販売型イベント:朝市、夜一、セール、
体験促進   :無料配布して使用機会を与える

<期待される効果>
関係性を強化し、固定客化・来店頻度の向上して売上拡大 (店側)
口コミ誘発して新規顧客を獲得し、売上拡大       (店側)
参加者の興味を喚起し、新規顧客を開拓して売上拡大   (店側)
商店街の活性化、空き店舗率の改善(与件にある場合)  (商店街側)

イベントはプロモーション施策なのでダナドコ
①誰に、②何を(何を訴求・伝えるか)、③どのように(具体策)、④効果 **(差別化ポイント・訴求ポイント)を明確化すると良い

地域を活性化させる施策

歴史や伝統を伝える学習体験を通じて知名度をアップさせる。
地域スタンプラリーを通じて地域に対する愛着向上を狙い、地域活性化につなげる。

商店街に誘致する店舗が取るべきマーケティング戦略の提案

マーケティング戦略=「ダナドコ」+戦略名

戦略名
差別化戦略/ 高価格戦略

誰に:以下の3点を盛り込めるとベスト
ジオグラフィック観点 :マンションに住む、周辺の
デモグラフィック観点 :子供のいる家族、ファミリー、30~40代
サイコグラフィック観点:富裕層、高所得層、高級志向、共働き

何を(提供するもの)
価格は高いがこだわりの商品を提供し
地域特性を活かした高付加価値の食品を提供し
差別化した食材を提供し
高級志向に応える品揃えで
安心・安全な食材を提供し

どのように(提供方法)
丁寧な顧客対応で
24時間営業をし

効果
既存店舗との住み分けを狙う
高利益を狙う

例:
スーパーの食品小売店と差別化するため、ワイン専門店の様なこだわりの強い高価格食品の小売店を誘致する。高層住宅街に住む高級志向の消費者をターゲットとし、高級志向に応える品揃えと丁寧な接客で売上向上を図る。

商店街に誘致するサービス業候補

*覚える必要まではないが引き出しとして出せるように片隅に置いておく。(サービス業、飲食は含まないイメージ)

・託児所、保育所の様な子供を預けるサービス業 (ファミリー向け)
・塾、スポーツ教室などの子供の教育のサービス業(ファミリー向け)
・家事代行サービス  (ファミリー向け)
・マッサージ店、エステ、美容室(大人向け)
・アミューズメントパーク、映画館 (ファミリー向け)

ファミリー向けの飲食店の売上拡大のHOW

子連れが気軽に来店できるお店作りで売上を拡大する
子供メニューを充実させて売上を拡大する
ファミリー向け店舗と相互にチラシを設置、相互に利用できる共通ポイントによる相互利用の促進で売上を拡大する
(共働き向けに)持ち帰りメニューを導入による売上拡大

客単価を高くするための施策提案

基本的な考え方;強みを活用して、(**を開発し、)高付加価値化して客単価向上を図る

例:
海外研修ツアーのノウハウを活用し海外旅行が出来る商品を開発する。
介護資格を活用し支援レベルの高い高齢者に対応できる商品を開発する。
これらによって高付加価値化して客単価向上を図る

新市場参入のメリット・デメリット

メリット
高付加価値化での収益性向上                 (背景:高価格帯製品、高くていいものを売る場合)
高齢化による新たな需要を新規で取り込める          (背景:高齢化で拡大中の市場に参入する場合)
今後増加が見込まれる新たな顧客層(年齢層)を開拓し収益が向上(背景:拡大中の市場に参入する場合)
デメリット
対応できる従業員不足による顧客満足度の低下         (背景:従業員に新市場のノウハウがない 顧客満足度が強みである)
品揃え不足による顧客満足度の低下・売上減少         (背景:店舗面積が限られている)

サービス・リカバリー・システム

サービスの失敗が起きてしまったときに、サービス組織が問題を正すとともに顧客ロイヤリティを維持するための体系的な取り組みを行うこと(与件)

全ての店舗での顧客ロイヤルティを高めるための効果的なシステム要件(要約・詳細)

「失敗とその対応のDB化とそれを活用した改善活動」
①失敗とその対応を顧客DBに記録して全社で共有し、類似を参考に迅速に対応できる体制を構築する。
②顧客DBの失敗内容を分析して潜在的な失敗や課題を発見し、それらを全社的に改善することで顧客満足度を高める。

〇PPM

花形   :市場成長率 高 相対シェア 高
金のなる木:市場成長率 低 相対シェア 高
問題児  :市場成長率 高 相対シェア 低
負け犬  :市場成長率 低 相対シェア 低

アンゾフの成長戦略(アンゾフの製品・市場マトリックス)

市場浸透   (既存市場×既存製品)
新製品開発  (既存市場×新規製品)
新市場開拓  (新規市場×既存製品)
多角化    (新規市場×新規製品)

製品×市場について、既存/新規の切口で分類する方法。
例えば、もともとオフラインで販売していなかった企業がオンラインで販売するのはある意味”新市場”としてとらえられる

5フォースモデル

新規参入者の脅威
売り手の交渉力
買い手の交渉力
代替品の脅威
既存企業同士の競争

STP

セグメンテーション
ターゲティング
ポジショニング

店舗売上増加のための切り口

客単価増加
⇒買い上げ点数の向上
⇒商品単価の向上

客数増加
⇒新規顧客の開拓
⇒既存顧客との関係性強化

マーケティングの4Pと顧客視点の4C

Product   >> Customer Value
Price    >>  Cost
Place    >> Convinience
Promotion  >>   Communiation

サービスの無形性に対する取り組み

形がない、目には見えない、触れたりできない

メニュー化・パンフレット・CM作成による見える化
口コミの創出
顧客紹介制度の導入

サービスの変動性(品質の非均質性)に対する取り組み

提供する者や提供される時間や状況によって品質が変わる

マニュアル化
計画的スキル教育
作業のモニタリング
作業の機械化

サービスの消滅性(非貯蔵性)に対する取り組み

サービスは在庫できないこと。

需要管理
繁閑情報の公開
予約システム導入
差別価格導入
待ち時間快適化

供給管理
人員補充
セルフサービス化

サービスの不可分性に対する取り組み

サービスの提供と消費が必ず同時に行われること

Web配信やDVDでの提供
振替での機会提供
サービスの記録・保存

インターナルマーケティングのプロセス

研修などにより能力開発を進め
表彰制度や権限移譲でモラール向上を図り
従業員の満足度・当事者意識を向上させることで品質を向上させ
顧客満足度の向上により固定客化を図る

”例” 持続的競争優位を確立するためのインターナルマーケティングの具体的な手段を説明(200時)

B社の競争優位である従業インの高い能力や技術、接客時の情報収集力を維持するために
①社内研修などを行いファッションや流行の知識習得の機会を提供し
②業界認定資格の取得に対して報酬制度を導入して能力向上意欲を促進し、
③顧客からの指名等を基づく表彰制度を導入してモラールを向上させる。
これらにより、従業員の満足度・当事者意識を向上させることで品質を向上させることで顧客満足度の向上、関係性強化を図る。

上記のようにフレームに与件文の具体的なキーワードを盛り込んで回答を製作。

工場見学を一般消費者向けに行う主な効果

製品の認知度が高まること
製品の理解度が深まること
愛着が向上すること
土産としての販売につながること

ブランド戦略

有効なブランド戦略
サブブランド製品の展開(別ブランドの立上) 
     (背景:現状の製品は経路依存性が高く、取引先との関係からネット販売もしにくい)
例:インターネット専用のサブブランドなど

ブランド戦略を提案する際もダナドコ(①ターゲット何を(この場合はブランド製品)どのように(特に★何を訴求して展開していくか?)効果を記載。)

顧客生涯価値

顧客が生涯を通じて企業にもたらす利益

パブリシティ

自社にとって有利な情報や新しい活動状況などを、各マスメディアに取り上げてもらうように働きかける広報活動

メリット
無料でコストを必要としない
信頼度と拡散性が高く、消費者への訴求効果が大きい

デメリット
自社でのコントロールが困難
自社が意図しない否定的な取り上げ方になる可能性があること

口コミ活用

低コストである
広がりやすいがコントロールが困難
一般情報より顧客が重視しやすい

インターネット販売

*企業側

メリット
店舗開設費用が抑えられるため参入が容易
店舗や店員が不要なためコストを低減できる
商圏を拡大できる
販売員不要で動画などで商品説明できる
個人情報を入手しやすい

デメリット・課題
競合が多く、選ばれるために差別化が必要
商品の魅力を対面で十分に伝えられない
セキュリティーリスクへの対応が必要

*顧客側

メリット
いつでもどこからでも購入できる
購入者の口コミや評価などの情報を入手できる
買いに出かけて運搬する手間を省けること

デメリット
商品の実物を見れないため、イメージと異なる商品が届きうること
受け取りまで時間がかかること
情報過多により、商品選択の負荷が大きくなりうること

フランチャイジー

メリット
未経験でも事業ノウハウを獲得しながらリスク少なく迅速に事業を開始できること
チェーンの知名度やブランド力を活用できること
本部から情報や販売促進施策などの支援を受けられること

デメリット
本部に加盟金(ロイヤルティ)を支払う必要があること
本部からの制約や標準化されたシステムのため、店舗の独自性を出しにくい事

〇デシル分析

全顧客の一定期間における総利用金額の高い順に10等分し、売上構成比を分析する方法。

◎便益の例

どのような便益か?⇒抽出ではなくこっちで言語化する必要があるので引き出し要

機能便益、感情便益


・不安・不便さの悩み解消
・安心感
・買い物しやすさ(快適な買い物環境)
・利便性
・雇用機会の提供
・環境、地域への貢献(社会貢献意識の満足)
・経済的メリット、金銭的利益(費用の削減)

全般

文字数に限りがあるので文字数を削減や、回答すべきポイントのアジャストが必要。
*~リスクを分散させる→~リスクを分散する に変えてもニュアンス的には変わらない事が多い(させるーする)1文字削れる
*~することで → ~して
*①~~~②~~~ といった表現で簡単に整理できる
*40文字程度で挙げる場合、”強みは・・・である。”といった言葉すら省略した方がいい。①・・・②・・・の様な回答でOK。
*施策提案系、100文字→Howは2~3、できれば3提案できるのが望ましい。(それぞれに効果)
*自明であっても明確に因果、効果を記載するべき。例:A社は製品作りに巻き込みたいと考えている→ ”~~する事で製品開発につなげる”
*施策提案 >> 施策の内容の回答だけでは半分くらい。見込む効果もセット
*施策問題はダナドコで抜け漏れを無くす(必ずしも全て重要ではないが、字数に余裕がある場合、切り詰められる場合には要検討)
*施策提案・方向性提案 → 『弱み・脅威』に対応するだけではなく、『強み・機会』を活用する観点を入れる
*数字やアルファベットは半角で1マスに2文字入れてOKらしい。
*句読点が右端にくる場合は同じマスに埋めてよい
*知っている用語でも文中の脚注はよく確認すること。「気軽に参加できるスポーツとして人気が出ている」などは回答のヒントにもなっていた。

事例2は与件文も使いつつ、自分の引き出しのHOWから提案するパターンも多い。

〇SWOT分析

SWOTの抽出例
<強み>
・無農薬、高品質
<弱み>
・特定の取引先に依存している事は弱み
・これから自社製品の販売にチャレンジしていく(試しでチャレンジしている状態)→現状ではまだ自社製品開発力は低い
<機会>
・消費者の健康志向を背景に拡大基調にあるヘルスケア市場
*”ヘルスケア市場の拡大”だけでなく”消費者の健康志向”といったワードも得点につながる可能性が高い。

〇解答例

文章のまとめ方が参考になる

Q:ターゲットセグメント事に展開した製品戦略の概要
A: ①X市内様被者向けに、やや甘みのある味わいのリニューアル製品、②全国の消費者向けに芋の香りを抑えた新製品、③圏内消費者向けにロック向けの新製品を、伝統的な焼酎造りを守りながら展開した。
(字数的に削ったが、市場調査、消費者の趣向変化にあわせた、市場調査結果に基づいた、等を入れてもよかった。)

Q:B社が行っているコーズリレーティドマーケティングの概要
A:B社はX市商店街の復興と地域でのブランド向上のため、商店街のイベント事業や新規出店支援事業に、X市内向け製品の売上の一部を寄付している。

Q:コーズリレーティド・マーケティングが売上拡大に結び付いた理由は?
①商店街の活気が戻りX市の経済が回復し、②活動が評価されX市内での企業ブランドが強化、③商店街との関係性強化で販路も増大することでX市の売上が拡大したから。
(”ブランドが強化”がオススメ表現。ブランドイメージが向上は文字数が多いのでこちらを採用すること)

Q:非飲食店が、飲食店中心のイベントで有効なプロモーション戦略を提案する
①こだわりの食器であることをアピールし、②食品小売店のこだわりの食品の盛り付け皿として展示し、使用場面をイメージさせる認知をとる。③同時にセット販売を行うことで、食器店及び食品小売店の売上拡大を狙う。

Q:「高価格でもいいものを選び長く使う高齢者」をターゲットとした新戦略の会社全体のメリット(25文字)
A:顧客の拡大での売上増加高付加価値化での収益性向上
(コンパクトにまとまっているので参考)

Q:エコ活動を続けようとしているのはどんな効果をねらっているか?
A:効果は地域でのB社ブランド強化である。資源ごみ回収による収益やグリーンポイントを自餅自治体へ寄付し、その結果をHP上で公開して周知し、地域の活性化とともに企業イメージを向上し、関係性を強化している。
効果は売り上げの拡大である。生ごみをリサイクルした対比を農家に提供することで、農家との関係性を強化し、生産された有機農家を店頭で販売できる。これにより付加価値の高い差別化された商品を販売し単価を向上させている。

Q:B社の強みを活かした差別化戦略
A:地域団体や学校団体の事務所を本店に置き、会場手配を引き受け、地域スポーツの試合結果の告知を行い、顧客との関係性を深めユニフォームなどの安定した受注をとる戦略
A:スポーツを気軽に楽しめるスポーツ用品を、緻密な商品・サービス供給や従業員の親切な対応接客を活用したコミュニケーション重視で差別化して販売する戦略。

Q:フットサルチームに対するサービス案
A: 需要の増大する市内のフットサルチームをターゲットに、本社裏の倉庫・駐車場だった土地を活用したフットサル会場を提供する。
また事務所運営やリーグ大会の開催運営、情報提供を行い顧客との関係性を強化し、フットサル商品の売上拡大も狙う。

 土地が余っていて再利用を考えている⇒施策提案のヒントになる可能性大なので必ずチェック。(本文ストーリーに出てこなければなおさら)
 その他、教室・スクールの開催なども事業案としてはあり。

Q:ランナーに対するサービス案
A;公園での運動後銭湯を利用するランナーたちをターゲットにウェアの貸し出しサービスを銭湯と共同で実施する。
本社裏のスペースに着替えスペースを用意し、銭湯で返却出来るようにする事で着替えの手間を省くとともに銭湯での混雑を緩和する

〇回答Adjust

(与件文)芋の香りを残しつつ、消費者の趣向変化に合わせたやや甘みのある味わいに変更した。
(→ 回答省略の際に前者をピックアップしてしまったが、後者の方が消費者の趣向変化によりそった変更点なのでピックアップ点としてより重要)

Q:~~をアンゾフの製品・市場マトリックスの理論に基づいて説明せよ
→単純に戦略を分類にあてはめ、”多角化戦略で売上を増大させた”等で回答は十分
なぜコレが上手くいったのか、までは求められるわけではない。

Q:B社が行った垂直な提携/水平的な提携は提携先にどの様なメリットがあったと考えられるか?
→Z社との提携が垂直的な提携である/Y社との提携が水平的な提携である。(提携先の明記重要)
メリットは、製品面(生産面)/営業面で分けて考えるとうまくピックアップできる。

・プライベートブランドを確立して競合との差別化が可能になった。これにより県内消費者の支持を集め、商品を目的とした店舗の来店が増えた。
・自社のラインアップに欠けていた高品質な芋焼酎を補完できた。これにより全国の飲食店の店主から高い評価を受け、飲食店市場に対する経営成績が向上した。
(生産面での変化メリット→営業結果として現れやすいので、上記のように並列な関係というよりは因果の関係になる可能性ある。)

Q:デシル分析結果から売上構造はどの様な状態にあるか、現在の重要顧客層はどれか?
→売上の過半数を占めるので**が重要顧客 (★理由の明記が重要)
売上構造→単価の観点は不要。あくまで売上構成比だけ言及すればよい。

Q:デシル分析結果から、導かれるB社の戦略的ターゲット像は?
→数字を分析してターゲット像をこたえる問題 → ”リピート回数が約1回以上”といった言い換えよりも、そこから予想される”旅行好き”・”富裕層”・”B社ファン”といったサイコグラフィック属性を特定できると良い。

Q:特定の販売先への売上依存が大きい
→ 対策施策の効果は**によって”~~からの脱却を図る”よりも”**によって売上を拡大し~~からの脱却を図る””売上を拡大”といった直接的な効果を入れた方が良い

Q:今後の成長に必要な戦略について、ターゲット層を明確にして説明せよ。条件:これまでの製品スタイルを大切にしながら・・・
→ 最終消費者向け製品に特化している
具体的な商品カテゴリ(しょうゆ・しょうゆ関連製品をメインとする)
この部分あたりが残すべきポイントとなる。

Q:今後の成長に必要な製品戦略の提案
→こういった今後の戦略の提案の場合、必ずしも新しい事を提案するという話ではない。
暗に既に実施しているっぽいモノでも注力すべき戦略として明示して提案する事でも回答としては問題はない
(なぜその施策・戦略に取り組む必要があるのかの理由付けをして後押しをしてあげるようなイメージ。むしろ与件文から拾ってくることになるので、このパターンが多い)

Q:こだわりが強い層をターゲットとしたマーケティング戦略の提案
→こだわり商品を提供する。(こだわりの製品がラインナップにあるかどうかは不明でも、あると考えていい)

Q:B社が採用してきた競争戦略はどのような戦略か?
→これもマーケティング戦略の問題なので、ダナドコ+戦略名
(差別化戦略)という言葉よりも**で差別化する戦略とした方がおさまりがいい場合がある。

*職場の結束力強化・士気向上 と 従業員の士気向上 は別々で書いてもいい