どの経済指標を見るべきか?【投資家が見るべき重要な経済指標13選】

投資をする上で避けては通れない指標『経済指標』

経済指標は数多くありますが、どの経済指標がどれだけ大事なのかよく分からないですよね。

今回は経済指標の中でも特に重要だと言われる指標を13種類紹介していきます。

 

経済指標とはなにか?

経済指標とは、経済動向を左右する主な指標(金利や物価、雇用状況など)を数値化したものです。

国が公的に発表しているものもあれば、大学や企業が発表しているものもあります。

経済指標を見ることで、現在の経済状況がどんな状況か今後の景気の方向性などを予測する上で非常に役立ちます。

経済指標の結果は、株式市場やその他マーケット・為替に大きな影響を与えるので、投資をする際(特に個別銘柄に投資をする場合)は経済指標などの発表タイミングに注意しながら投資をする必要があります。

 

個別銘柄に投資する際は、これに加えて「企業分析」も必須になります。

企業分析の方法も下記で紹介していますので、ご参考にどうぞ。

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どの国の経済指標を見るべきか?

経済指標は各国から発表がありますが、全てを網羅するのは難しいと思いますので、

世界に与える影響が大きい国の指標を優先的に見るべきだと言えるでしょう。

 

世界経済への寄与度は各国のGDPの大きさに従うと思いますので

  • GDP世界1位:アメリカ  20,580,250百万USドル
  • GDP世界2位:ユーロ合計 13,641,110百万USドル
  • GDP世界3位:中国    13,368,073百万USドル
  • GDP世界4位:日本    4,971,767百万USドル

これらの国の指標を見ていけば、少なくとも大きなミスはしないでしょう。

 

アメリカの経済指標

まずは世界No.1の大国である米国の注目すべき経済指標からです。

 

  • 米国雇用統計

景気の先行指標とも言われる指標です。

雇用統計の指標で特に注目すべき指標は

  1. 非農業部門雇用者数
  2. 失業率

の2つです。

 

◆非農業部門雇用者数

約40万社・4,700万人を対象にした事業所調査の結果が集計されています。

人数が多ければ『労働市場が改善されている=景気が上向き』であることが分かります。

◆失業率

6万世帯への聞き取り調査をもとに算出されている失業率の指標です。

FRBは失業率が低くなると利上げに動くことがあります。

 

この2つの指標が特に注目されている理由は、米国のGDPは約70%を個人消費が占めているため、家計の経済状況がGDPに多大な影響を与えると考えられるからです。

また、米国企業の雇用状況は景気に敏感に反応し、景気が悪化すると雇用の縮小が起きるため、景気の先行指標としても重視されています。

毎月第一金曜日の21時半から発表されています。

 

  • 米ISM製造業

全米の製造業約400社に対するアンケート調査結果を指標化したものです。

9種類のアンケートがありますが、その中でも『新規受注、生産、雇用、入荷遅延比率、在庫』の5項目はPMIと呼ばれており、ISMの中でも重要な指数となっています。

PMIが50を超えている際は好況、50を下回っている場合は不況へと向かっていると考えられており、米国の製造業の景況感が判断できます。

 

  • 米ISM非製造業

全米の非製造業375社に対するアンケート調査結果の指標です。

要するに、米ISM製造業の非製造業バージョンなので、説明は割愛します。

こちらも50を境に拡大期と縮小期に分かれており、米国の非製造業の景況感が判断できます。

 

  • 米国・小売売上高

デパートやスーパーなどの小売業の売上高データをもとに推計した指標です。

米国のGDPは約70%を個人消費が占めているため、米国の個人消費の動向を見ることで米国経済の方向性が推測可能で、重要度が高い指標になっています。

 

前月対比の変化が%で発表され、前月比プラスであれば消費は堅調であると見なされます。

特に注目されるのは1月の小売売上高の発表で、米国民のクリスマスでの消費マインドを判断することができます。

景気が悪いのにクリスマスにお金かけませんよね?

発表は、第9営業日の午後9時半頃に発表されます。

 

 

  • ミシガン大学消費者信頼感指数(ミシガン・センチメント)

ミシガン大学とトムソン・ロイター社が毎月公表している消費者マインドを見るための指数です。

似たような指数としては『コンファレンスボード消費者信頼感指数』がありますが、ミシガン大学消費者信頼感指数の方が先に発表されるため、重要度が高くなっています。

毎月1週目、もしくは2週目の金曜日に発表されます。

 

  • FRB政策金利(FOMC)

世界で最も重視されている経済指標で、米国の金融政策を決定する会合のことです。

年間8回の定期会合と臨時会合によって形成されており、金融政策や予想経済成長率、政策金利水準の見通しなどが発表されます。

株式市場や為替も大きな影響を受けることが多く、サプライズ発表があった次の日には相場が大きく動くため、取引時には注意が必要です。

非常に重要な指標ですが、午前3時に発表されるため少し見づらい指標です。

 

  • フィラデルフィア連銀景況指数

フィラデルフィア連銀の管轄する地域の製造業の景況感などを指数化した指標です。

プラスが好況、マイナスが不況とかなりわかりやすい指標です。

ISM製造業の先行指標として知られており、注目度は高いです。

毎月第3木曜日の午後11時に発表されます。

 

 

ユーロの指標

  • ユーロECB政策金利

ECB(欧州中央銀行)の定める政策金利の指標です。

欧州中央銀行が各国の銀行に貸出す際の金利をFCB政策金利と言います。

ECB政策金利に関しては、毎月の理事会で意思決定がされていきます。

発表は日本時間で午後8時45分になっており、比較的見やすい時間帯の発表になっています。

 

  • ユーロ圏製造業PMI

調査会社のMarkitが毎月発表している製造業の景況感を示す指標です。

米製造業PMIなどと同じく、企業の購買対象者を対象にしたアンケート調査結果を集計しています。

速報値と確定値の2種類ありますが、ユーロ圏の製造業の先行きを推測できる指標になっています。

 

 

中国の指標

凄まじい勢いで発展を遂げ、国単位であれば世界GDP2位を誇る中国ですが、重要な経済指標は2つあります。

 

  • 中国製造業PMI

米国ISMと同じように中国の製造業企業におけるアンケート結果を指標化したものです。

米国ISMの8倍近い約3,000社にヒヤリングをしています。

項目は13項目と多いですが、それらが『新規受注、生産、雇用、納品、仕入』の5グループに分類され算出されます。

50を境に拡大期と縮小期に分かれており、中国の製造業の成長度合いが判断できます。

 

  • 中国非製造業PMI

中国製造業PMIのサービス業バージョンです。

こちらも50を境に拡大期と縮小期に分かれており、中国のサービス業の成長度合いが判断できます。

 

 

日本の指標

  • 日銀短観・大企業製造業業況判断指数(DI)

日銀の発表する景気判断指数で『DI』(Diffusion Index)とも呼ばれている指標です。

大企業の製造業は特に景気への感度が高いので、DI指標の中でも製造業DIが最も重要視されています。

DIが0を上回った場合は「好況」、0未満である場合は「不況」と判断します。

年に4回発表があり、朝8時50分に発表されます。

 

  • 日銀政策金利

名前の通り政策金利や金融政策などの発表が行われます。

過去には『黒田バズーカ』などの追加緩和も発表されました。

年に8回開催され、開催日(中旬)2日目の12時〜13時に発表されることが多いです。

 

経済状況を気にせずに投資をする方法とは

経済指標(経済状況)を気にせずに資産運用をする場合は、分散投資でリスク回避をしつつリターンを最適化することが必要です。

個人で分散投資を行うのは無理(リバランスによるポートフォリオ調整が無理)ですので、ロボアドで適切に分散投資をしてもらうのがベストかと思います。

主要なサービスはTHEO[テオ]WealthNaviの2つがありますが、どちらも理論的には大きく変わらないので、UIやUXで決めてしまっても良いかもしれません。

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まとめ

いかがでしたでしょうか?

経済指標は多すぎてどの指標を見るべきかが分かりづらいですが、GDPの大きな国の特に重要な指標だけを追うことで、

どの経済指標をいつ見れば良いかが分かり、投資に活かしやすくなると思います。

 

経済指標の結果で一喜一憂するのも投資の面白い一面だと思いますので、少額であれば個別投資をしてみるのも良いかもしれません。

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初めまして、雪だるま投資マンです

かつて高度経済成長を経験した日本ですが、今は会社も成長しなければ、給料も上がらず、おまけに年金もあまり期待できないというかなり苦しい状況です。

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